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子どもは金の足枷

日本においてお母さんとは、金の足枷をはめられた奴隷のようなものです。

 

 

それはとても大きく価値があり財産であるとともに 重たく母親の自由を奪う。

 

わたしは非婚のシングルマザーであり、セクシャルマイノリティであり、このブログ子育てカテゴリー では異端の気がします(そもそもカテゴリーが間違ってる気も…… 笑)

 

しかし私が子どもを生んで育てきて 本当に辛かったことはその異端ゆえのものはほとんどない。そもそもそれを自分が望んでえらんだからね!
それより 何より辛いのは、 お母さん業がこれほどにまで アイデンティティに侵食し様々なものを略奪していくことでした。それは たとえ幸せな結婚をした お母さん達でもおそらく同じのはずです。

 

 

自分で配分できる時間
自分だけで動ける体
自分のことだけ考えられる心
自分だけの自由な空間
自分だけ……とつくものは全て奪われます

 

わかりやすく家族のため 子どものため になる行動しか許されない。

 

自分だけの何かを欲すれば欲するほど、母親として否定され批判されます。欲するほど叶わずに悔し泣きすることになる。

 

何度 数ヶ月前から約束していた息抜きの予定を当日子どもの発熱でキャンセルしたことだろう。楽しみにすればするほど またそれは叶わないかもしれない と恐れて、楽しみな予定を入れること自体が怖くなる。どうせまた奪われる……と憂鬱になるのです。

 

しかしそんな泣き言も、 「母親とはそうゆうもんだよ」「子どもが可愛くないの?」と自分が子どもを可愛がれない異常者、虐待母の予備軍のように受け取られます。

 

そうしてお母さんは、自分だけの何かを欲すること自体を諦めます。金の足枷をしたまま動き何かを得ようとすると、しんどい 痛い 辛い ことを学ぶ。そして動かなくなる。
じっとそこで、価値ある金の足枷を磨く仕事が本当の望みだったのだ と自分に言い聞かせることになる。

 

 

しかし、私は実感して知りました。

 

足枷の許す範囲でのみ動き、否定や批判を恐れて戦わずにいると、本来あった 自分自身の弾けるような生命力 個性 エネルギー 魂の筋力のようなものが 弱まって無くなってしまう。
そして 唯一の価値ある持ち物である 金の足枷にすがりつくことになってしまう。

 

そんな状態にお母さんを仕向けておきながら、子離れできない母親、過干渉な母親、過保護な母親、母子密着、などとお母さんたちを批判するのはやめて欲しい。
都合が悪いことを全部母親のせいにする空気に、私はとても怒っています。

 

 

お母さんは たとえ足枷が痛かろうと それを、引きずってでも 何かを手に入れるために動いて下さい。
たとえ誰かに批判されようと 何かを欲する気持ちを手放さないで下さい。
そやって心の筋力を鍛えて欲しい。

 

手に入れたいと思っているそれは たぶん あなた自身の魂だと思うからです。
魂なくして 誰かを愛することなどできないと思うからです。

 

私は子どもを愛したい。だから日々、 心の筋力衰えないように ガシガシ動いて戦ってるよ!!
みんなも心の筋トレだ?!

 

 

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