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アダルトサイトで仕事していた時の話

  息子を産んですぐの仕事復帰はアダルトサイト作成会社でした。

  学生時代から長くパチンコ屋のバイトをしていましたが臨月に大きな花束貰って辞め、産んだあとすぐに大学時代の同期から
「仕事するやろ?僕の紹介やったらぜったい受かるし時給いいからおいでや」
と言われて行きました。盗撮サイトを作るお仕事です。

その会社に集まる人材はほぼ全員美大出身かそれ系の専門学校出身でした。
同世代の様々なアート系メンズが集まるその職場で私がやる仕事は、昼のメインは女の子達の世話人。また夜は女の子が時間通りにカメラの前で裸になるかチェックするというもの。
 サイトが盗撮サイトでしたので 女の子は各自 自分のお仕事時間に部屋にあるカメラの前で裸になってくつろがなくてはならないのです。
  昼間は宣伝のバナーを作ったりコピーを考えたり広告メールを送るためのアドレス収集、女の子達の部屋の雑貨買い出し プロフィール画面の写真撮影などをしました。

盗撮サイトとは言ってももちろんヤラセで、女の子の部屋にカメラをつけにいったり カメラ付きのワンルームマンションに住んでもらったり、決まった時間にその部屋に来てもらったりするのです。

カメラの前で裸になるだけ、オナニーをしてみせる、彼氏とセックスしてみせる、など仕事内容によって彼女達のお給料は異なっていました。
でも、リアルタイムに顔だして裸でネットで配信されるリスクに当時チラッと盗み聴いた限りでは 相当割に合わない金額だったのを覚えています。
一番多い人でも月20万いってなかった気がする。

   なぜ、風俗で働くよりもある意味リスキーなこの仕事を選んだんだろう?と唯一の女性スタッフのわたしは彼女達の世話人として接しながら不思議に思っていました。
他にもっと安全で同じだけお給料貰える仕事もあるだろうに、って。

  世間知らずだった私は、そのバイトで、

お金のない10代のヤンキーカップルが仕事時間外の昼間にカメラの端っこでビニール袋を口に当てているのを見ました。

近所でパチスロに入り浸っている自称俳優志望の彼氏に言われてカップルで住みだした女の子にお母さんと旅行行った時のお土産お菓子を貰いました。

一回り以上年上のヤーさんみたいな彼氏に言われてここで働くために脱色したピンク色の乳首と小陰唇を見ました。

化粧が子供の落書きのような金髪の女の子がこのバイト代で彼氏とお金貯めてシーマ買うのが夢 とゴミだらけの部屋で話してるのを聞きました。

いつも出て行って辞めてはしばらくしてカメラの部屋に戻ってくるガリガリに痩せてニキビだらけの女の子が仕事時間外に知らない男を連れ込んでセックスしてるのを見ました。

その子が撮影に行ったスタッフにまでセックスをねだってきた話もききました。

  私はそこで、

彼女たちに使わせるアダルトグッズを無邪気に選ぶ男の子たちに紛れていろんな女の子たちを見てきました。

そして彼女たちの裸を配信してバイト代を貰っている彼らが 彼女たちをバカにしているのをも見てきました。

また カップルと言う名の恐ろしい一対を見てきました。

   世間知らずだった私が おそらくフェミニズムに近づく一歩がそのバイト期間中にあったんだと 今ならわかります。

※アダルトサイトの話はきっとまたします